ダイハツの地域とつながる活動

ダイハツグループが一体となって行う
地域とつながる活動は、
「地域づくり」「安全安心」「子どもたち」
「環境保全」「文化・スポーツ」という
5つのテーマに沿った取り組みを
全国津々浦々で展開しています。
今回は、北北海道ダイハツ販売の
取り組みについてご紹介。

illustration:Maori Sakai
photo&text:Kantaro Yoshida

多様なセクターと連携して、
安全運転をサポートする

北海道の北部・東部を拠点としている北北海道ダイハツ販売では、「健康安全運転講座」を2018年から開催。理学療法士による身体機能のチェックや運動、JAFによる安全運転の基本や店舗スタッフによるスマアシ(予防安全機能)を体験できる高齢者向けイベントを実施しています。北海道内の大半のエリアは、日常生活に車が欠かせない地域です。そうした地域に暮らす人々が、いくつになっても自由に移動でき、自立した生活を送れるよう、イベントを通じてサポートしています。
 これまで10回ほど開催してきた同社の北彩都店店長・山﨑さんは「講座を継続的に開催するなかで、地元警察の方のお話や、損保会社による緊急時サービスの紹介をプログラムに加えるなど、事故の急増等、世の中の状況を踏まえて講座内容をバージョンアップしています。安全運転を支援する機能やサービスの存在を知っていただくだけでも、開催の意味があると思います」と語ります。

車を通じて、地域での暮らし方をともに考える
北北海道ダイハツ販売の「地域とつながる」取り組み

1:身体機能測定結果を踏まえ、理学療法士から安全に運転するための体力維持や筋力アップ運動などを個別に指導。2:JAFの協力により、実車を使い正しい運転姿勢を確認。3:スマアシ体験では、10km/h走行時の衝突回避支援ブレーキ機能を同乗体験。4:先進技術についての誤解や素朴な疑問をお一人お一人に解説。安全に運転していただくために必要な身体能力や基礎知識に加え、車両機能の進化も知っていただきました。

北海道の厳しい環境のなかで、
販売会社にできること

北彩都店のある旭川市は、約30万人が暮らす北海道第2の都市。市内の公共交通はバスがメインですが、その運行本数は1時間に1〜2本程度と限られ、移動は車に頼らざるを得ません。また、旭川市をはじめとする道北・道東エリアは、冬の暮らしが厳しい地域。路肩に雪の壁ができるほど積雪量が多かったり、最低気温がマイナス20℃にも達したりと、冬場の運転は常に危険と隣り合わせです。厳しい環境のなかで、それでも運転しなくてはいけないからこそ、一人ひとりに親身に寄り添う姿勢を大切にしています。
「厳しいようですが当方が不安を感じるご高齢者には、代替や車検の際に、ご家族に同伴していただき、乗り続けることが良いのか家族を交えて相談していただく場合もあります。次の免許更新の時期や、ご家族がどこに住んでいるかといった周辺情報も踏まえ、ベストな選択をできるようサポートしています」
 北北海道ダイハツ販売では、地域の清掃活動や、小・中学生の職場体験の受け入れなどにも取り組みます。
「工場には危険なものがたくさんあるので細心の注意を払いつつ、できる限り実務に近い状態で実施しています。子どもたちの純粋な目線で楽しく体験してもらうことで、自動車業界の将来につながるのではと思っています」
 北北海道の広大なエリアを管轄する販売会社として、地域のさまざまな人とより密につながり、車が欠かせない地域での暮らしを支えています。
「さまざまな活動を積み重ねてきたことで『ダイハツの〇〇さんだ』と気軽に声をかけてもらえたり、ご家族とも一緒になって話す機会が生まれたりしています。少しずつですが地域に根付いてきていると感じるので、これからも『地域とつながる活動』を続けていきたいです」

北北海道ダイハツ販売(株)
健康安全運転講座をはじめ、地域の清掃や小・中学生の職場体験など、地域のみなさまとの交流を通じて、親しみやすい地域づくりに貢献します。