• ワンハンドグルメ

    ワンハンドグルメ

    石炭ソフト

    九つの彩りと鯖が詰まった、
    ごちそうサンド。

    福井県の南西部、若狭湾に面した小浜市。舞鶴若狭自動車道・小浜ICのすぐそばに位置するのが「道の駅 若狭おばま」です。小浜ICの開通にあわせてオープンし、2023年に全面リニューアル。物販・観光情報・レストランの3棟からなり、週末には観光客はもちろん、地元の人々でもにぎわいを見せています。
     ここで人気のワンハンドグルメが、若狭小浜で伝統食として親しまれてきた「醤油干し」を使った「醤油香る鯖サンド」。香ばしく揚げた鯖の竜田揚げに自家製マヨネーズをかけ、にんじんや赤玉ねぎ、トマトとキュウリなど、9種類の野菜をピタパンで包んだ一品。最後の一口まで満足できる、道の駅 若狭おばまの看板メニューです。
     このほかにも物販コーナーには、小浜名物の焼き鯖寿司や若狭おばまプリンなど、ここでしか買えないオリジナル商品がずらり。さらに、かつて“鯖街道”として栄えたこの地域の歴史にちなんで「行商人体験」ができるコーナーでは、カゴを背負い笠を被って買い物をすることもできます。
     福井にお立ち寄りの際は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

    道の駅 若狭おばま(福井県)
    住所:福井県小浜市和久里24-45-2
    アクセス:舞鶴若狭道小浜ICから約1分
    営業時間:9:00〜18:00
    (フードコートは9:00~17:00)

  • “湯”トリップ

    “湯”トリップ

    illustration:Sara Kakizaki text&edit:Chihiro Kurimoto

    箱根の名湯を味わう
    大正時代のタイル風呂。

    外輪山に囲まれた箱のような形に由来する「箱根」。“箱”の中には温泉地が点在し、現在では「箱根十七湯」を数えるほどに。その湧出量は全国5位を誇り、一日2万5000tもの温泉が湧きます。
     箱根十七湯のひとつである塔ノ沢温泉で、1614(慶長19)年、湯治場として開湯したのが「元湯 環翠楼」。現在の建物は大正8年に完成した木造建築で、国の登録有形文化財にも指定されています。自慢の温泉は、アルカリ単純泉。毎日、複数の源泉を組み合わせて湯温を調整し、掛け流しにしています。源泉に最も近く、新鮮な湯を楽しめるのは「大正風呂」。二つある湯船は小ぶりながら、宿の中で大正時代からの面影を残す唯一の浴場です。大正時代に輸入されたモザイクタイルとステンドグラスを使用しており、欠けてしまうと復旧は難しいため、大切に使い継がれています。壁面は一面岩窟で、洞窟とタイルの組み合わせが面白い。他にも渓流早川のせせらぎが楽しめる露天風呂や、貸し切り風呂など、複数のお風呂で箱根の湯を堪能できます。

    今週の湯 元湯 環翠楼

    住所:神奈川県足柄下郡箱根町塔之沢88
    電話番号:0460-85-5511
    客室数:全22室
    宿泊料金:1室2名利用で2食付き28,050円〜
    専用駐車場:30台(無料)
    URL:www.kansuiro.co.jp