運転するコト

運転するコト 私の相棒

photo:Kei Fujiwara
text:Chihiro Kurimoto

運転するコト 私の相棒

「魚津屋1925」は、富山湾に面する魚津市沿岸部で、1925年から味噌・醤油づくりを行っています。今年5月、新たな営業車として迎えたのはハイゼット カーゴ。運転席と助手席しか使わないので、後部座席は畳んで板を敷き、商品を載せています。以前の営業車は変速ショックが大きくて、運転中にガタガタ揺れてしまうのが悩みだったのですが、この車は無段変速機(CVT)がついていて、荷物が横滑りしたり倒れたりしなくなりました。また、スマートアシストも搭載されているので、いろんな人が乗る営業車でも安心。音も静かで乗り心地がよく、1〜2時間の遠出をしても疲れません。

営業車ってだいたい白色ですが、味噌や醤油離れが加速している若い方にも身近に感じてもらえるようにと、ボディカラーをアイスグリーンに。地元のデザイン会社に依頼して、味噌や醤油のイラストをラッピングしてもらいました。ちなみにナンバープレートは、社名由来の「1925」です。今後は移動販売も行う予定なのですが、車自体が看板になってくれるはず。お客さんに親しみをもっていただくことで、味噌や醤油も生活のなかにフレンドリーに取り入れてもらえたらと思っています。そんな役目を担ってくれる、我が社のフレンドリーな看板車です。

運転するコト 私の相棒

平塚裕三/富山県魚津市にある「魚津屋1925」の製造部部長で、配達の際に乗る機会が多い。同社は1925年創業の老舗。創業者の武隈善吉氏が漁師町に合う味の調味料を作りたいと、味噌・醤油の販売を始めた。
https://uozuya1925.com/