-
店を東へ進み、天峰山を目指します。駆け上るような疾走感の❶、ドライブに最適なシティポップ❷で軽快に滑り出し。天峰山からの景観を堪能したら、牧歌的な田園風景に似合うレゲエ❸を聴きつつ「啄木亭」へ。地元食材のランチを楽しんで、「道の駅 もりおか渋民 たみっと」で旬の野菜を買い込んだら、目指すは岩手山の向こう側。お供は、ジャズ・スタンダードをレゲエにした❹、聞き惚れてしまう声の❺、伊武雅刀と小林克也による元祖日本語ラップ❻。温泉「ありね山荘」に着いたら露天風呂に浸かり、草を食む山羊を観察。火照った体を冷やしてくれるのは、雫石「松ぼっくり」のジェラート。そして本年度私的高回転曲の❼をかけて、一本桜を過ぎて小岩井農場へ。その頃には西陽で牧場風景にオレンジ色が映えているかしら。さ、帰ったら買い込んだ野菜と、今日はお刺身食べたいわと、「マイヤ滝沢店」への道すがら、大船渡出身、我らが謙ちゃんの名曲❽を。大船渡の刺身と地酒をゲットしたら帰路へ。直訳が「不眠症たちへの子守唄」の❾を聴きつつ国道46号で盛岡市内に。疲れを癒すメロディの❿で、よき日を締めくくりましょう。
右上:天峰山からは岩手山や盛岡市北部を望める。左上:「啄木亭」にて岩手山を望みながら地元食材のランチを。右下:松ぼっくりのジェラート。左下:一本桜を過ぎて小岩井農場へと。
ディスクノートもりおか/中古レコードやスタッフ独自の目線で選んだ新譜、CD、レトロな雑貨、古本も扱う。
住所:岩手県盛岡市大通2-8-14 MOSSビル4F
電話番号:019-654-5822
営業時間:11:00〜19:00
定休日:無休 -
text : Taisei Kaneko
edit : Gaku Noji
山中瑶子/1997年 長野県生まれ。最新作『ナミビアの砂漠』はカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞。 恐れ知らずの無計画旅。
道の先で待つ、期待と喪失主人公のテノッチとフリオ。思春期真っ盛りの幼なじみ2人が、テノッチの従兄の妻ルイサとともに、実在しない幻のビーチ「天国の口」を目指して車を走らせるロードムービーなんですけど、車中の会話が本当にくだらなくて(笑)。ルイサは、彼らの邪な気持ちに気づいているはずなのに、からかったり見下したりはしない。ただ、純粋にその時間を楽しんでいる。その無邪気さと独特の緊張感が同時に漂う3人の関係性がとても心地いいんです。
若い頃って、失うものが少ない分、勢いだけでどこへでも行けた気がします。でも年齢を重ねるにつれて一歩踏み出すことが少しずつ怖くなっていく。この映画を観ると、結果や意味を考える前に、純粋な好奇心だけで動いてみたくなる。もしかしたら、その好奇心がまだ自分の中に残っているかどうかを、確かめたくなるのかもしれません。
初めて観たときは「男の子って何も考えてないなあ(笑)」だけだったのが、次は無邪気さの裏に潜む喪失感や、すれ違っていく友情の脆さが胸に残るようになったり……。軽やかに観られるのに、観るたびに違う余韻が残る。その味わい深さも、この映画の大きな魅力だと思います。
『天国の口、終りの楽園。』/17歳の少年二人は年上の女性ルイサと、幻のビーチ“天国の口”を目指して旅に出る。メキシコの夏を舞台に、欲望と喪失、成長を描いたロードムービー
-
地方のポッドキャスターに番組の聞きどころと、
生活者目線のディープな情報を教えてもらいました。edit:Chihiro Kurimoto
静岡県・掛川市 たべものラジオ〜食を面白く学ぶ〜/少し変わった経歴の二代目会席料理人の兄弟によるエンタメ系ポッドキャスト番組。「たべもの」を中心にあらゆる世界をちょっと変わった視点から学ぶ。
https://open.spotify.com/show/7AmQCn7KKZ9rIYIJdG6GI0
厨房で仕込み中に話し込んで気がついたら6時間……というおしゃべり大好き武藤兄弟が、ある日、姉に「それもったいない」と言われて配信開始。「たべもの」を軸に文化、歴史、経済や人文知などさまざまな視点から、歴史に弱い弟を相手に兄が少し笑いを交えながら語っていくヘンタイ的超長時間番組です。静岡は海山川があり食材が豊富。お茶とふぐ、鱧の話が詳しく出てきます。
ほぼすべてがとても長いシリーズの構成なので、まずは興味のある食材から聴いていただくのがいいと思います! しいて言うならば、#51からの「お寿司シリーズ」、#91の「じゃがいも」、#219の「ミルク」がちょうどいいかなと。歴史好きには「胡麻シリーズ」がおすすめ。
- 1. キウイフルーツカントリーJapan
日本最大級ともいわれる体験型キウイ農園。先代の園長がキウイを日本に持ち込み、0から作り上げた。趣味が色濃く反映された楽しい空間がある。園主である平野家と私たち武藤家は、長いこと家族同士の付き合いがある。
- 2. しばちゃんランチマーケット
掛川周辺では超有名な牧場カフェ。餌や環境にこだわる柴田牧場の柴田さんが運営している。シュークリームが絶品なのでぜひ一度お試しを。ちなみに弟・拓郎の妻の親戚でもある。
- 3. 掛茶料理むとう
私たちが料理をご提供している店。会席というとかしこまって聞こえますが、懐石との大きな違いは、コース仕立ての呑み文化の料理だということ。父の代に始まり、地物なのにあまり有名ではないフグや鱧を地場の食材とともにご提供。収録もここで行っている。