Light you up アクション

ダイハツグループが一体となって行う
地域貢献活動は、
「地域づくり」「安全安心」「子どもたち」
「環境保全」「文化・スポーツ」という
5つのテーマに沿った取組みを
全国津々浦々で展開しています。
今回は、愛知ダイハツの
「地域とつながる活動」についてご紹介。

illustration:Maori Sakai
text&edit:Chihiro Kurimoto

人々と交流することで
地域貢献を価値あるものに。

愛知ダイハツでは、2020年から独自の取り組み「地域とつながる活動」をスタート。健康安全運転講座や交通安全教室をはじめ、ビーチクリーン、フードバンク・フードドライブ、女子サッカー教室、SDGs出張授業、特別支援学校の作品展示など、多岐にわたります。同社の経営企画部の村井透記さんは、こうした活動をはじめたきっかけについて、こう振り返ります。
「その地域に住むみなさまから、困りごとや、『あったらいいな』を直接お伺いする機会を増やすことで、地域貢献をより価値のあるものにしていけたらと考えてスタートしました」
 地域の人々と直接交流するために、2022年頃からは過疎地域のお祭りにも参加。愛知ダイハツが運営する「AD工房」では、ダイハツハイゼットトラックに載せるだけでキャンピングカーやキッチンカー、サウナカーになる3種のBOXを販売しており、そのサウナカーの宣伝を兼ねて、お祭りでの無料体験を行っています。

“赤いDマーク”を見て安心してもらえるように。愛知ダイハツが行う「地域とつながる活動」

1:山間部の子どもたちの学校送迎、高齢者の病院・買い物の送迎などを車両貸与でサポート。2:運転機能・認知機能の低下を防ぐ健康安全運転講座は産官学民の連携で行う。3:地域包括センターと協力して行う「認知症カフェ」。認知症予防、認知症介護、介護相談など専門スタッフと相談できる場所を提供。4:「AD工房」のサウナカー。過疎地域のお祭りに出展し、無償で体験してもらうことで、地域の盛り上げに貢献している。

“地域を支える移動手段でありたい”

全国4位の人口数を誇り、都会のイメージがある愛知県。しかしながら、実は都市部と過疎地域の移動格差が広がっているといいます。
「都市部では公共交通機関が整備されているものの、少し離れた山間部などではバスも走っておらず、子どもの通学や、免許を返納した高齢者の方々の交通手段に困るような地域が多々あります。そこで愛知ダイハツは“地域を支える移動手段でありたい”という思いのもと、送迎用の福祉車両を貸与することでサポートしました」
 他にも高齢者の地域見守り活動や、認知症カフェの実施、店舗スタッフに認知症のことを正しく理解してもらうための「認知症サポーター養成講座」の受講など、高齢者に優しい町づくりを目指して取り組んでいます。子どもや高齢者は自動車を購入する世代ではなく、直接の顧客の獲得につながるとはいえなさそうですが、その意義とは?
「お子さんにダイハツを身近なブランドとして覚えていただければ、今後のお客さまになっていただくこともあるかと思いますし、高齢者の方にも『ダイハツさんありがとうね』って感謝していただけるので、それだけで十分に意義があるんです」
 愛知ダイハツの「地域とつながる活動」は、お客さまと接する機会の多い店舗スタッフからの声も積極的に拾い、実際の施策につながることも。取材時点では計画段階でしたが、今後はダイハツ店舗への来店のきっかけづくりのために、ダイハツマルシェを開催していきたいとのこと。
「県内にはダイハツのネットワークがたくさんあります。地域の皆さまが“赤いDマーク”を見たとき安心できるよう、これからも『地域とつながる活動』を行っていきます」

愛知ダイハツ(株)
健康安全運転講座を実施し安全・安心なカーライフを支えることと、障がいのある方と社会との橋渡しにも取り組み、地域に根ざし地域社会に貢献できる存在を目指します。