“湯”トリップ

illustration:Sara Kakizaki text&edit:Chihiro Kurimoto

日本最大の温泉地で、
じわりと蒸される砂湯体験。

源泉数・温泉の総湧出量ともに日本一を誇る、大分県別府市。別府ICから車で約20分、別府温泉のシンボル的存在「竹瓦温泉」は、1879(明治12)年から続く共同湯。当初は竹葺き屋根で、その後、瓦葺きに改築されたため「竹瓦温泉」と名付けられたそう。
 番台で入浴料を支払い、男女別ののれんをくぐると、天井の高い浴場が広がります。壁も扉もない脱衣所で服を脱ぎ、階段を下りてかけ湯をしたら、U字型の浴槽へちゃぷん。泉質は、保温効果が高く、湯冷めしにくい塩化物泉(男湯)、炭酸水素塩泉(女湯)。温泉を楽しんだら、次は名物の砂湯へ。専用の浴衣を着て砂の上に寝転ぶと「砂かけさん」が、温泉で温められた砂をかけてくれます。じわりと体が蒸され、約15分の体験を終えると大量の汗が。浴衣を脱ぎ、隣の浴室にあるシャワーで洗い流したら終了。グループでスマホ1台のみ砂湯へ持ち込みでき、撮影もお願いできます。砂から顔だけ出ている写真は、旅の思い出になりそう。

今週の湯 竹瓦温泉(大分・別府)

住所:大分県別府市元町16-23
電話番号:0977-23-1585
営業時間:6:30〜22:30(砂湯8:00〜21:30最終受付)
定休日:第3水曜(祝日の場合は翌日)
料金:普通浴大人300円、砂湯1,500円(6歳以上入浴可)
専用駐車場:なし
※お近くのコインパーキングをご利用ください