【ヤマスポ】女子プロボウラー・佐藤まさみ

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いつまでも第一線で戦うために準永久シードを目指す!

デビュー半年で初優勝も苦難の日々が……

 2019年にプロ10周年を迎えた佐藤まさみ。現役では山梨県唯一の女子プロボウラーである彼女は、 2009年4月にプロ転向を果たして、同じ年の8月には初優勝を遂げて一躍注目の的になった。だが、その後「『頑張らないと』という気持ちだけが先走りして、精神的につらい時期が続きました」と振り返る。そんな苦難を乗り越え、2018年の全日本プロボウリング選手権をはじめ、これまで5回の優勝を経験。さまざま経験をしてきたなかでプロを続けてこられたのは、「周りの人の支えがあったからこそ」と佐藤は語ってくれた。

独特の大きく振り上げる“ハイバックスイング”というフォームが佐藤の持ち味となる

「決めたからにはやる!」事故にあっても這い上がる

 苦しい経験をしてきたなかで転機のひとつとなったのが2011年。シーズンを戦っていた佐藤は、残り2試合すべてで予選通過をすればシード権獲得という状況となっていた。そんなとき、よきせぬ悲劇が襲いかかる。試合当日、車で会場へ向かっていた佐藤は、路上で後続車に追突され交通事故に巻き込まれてしまう。そこで全治1ヵ月のケガを負い、残り試合の欠場を余儀なくされ、シード権を得ることも絶たれてしまった。

「試合で負けたのなら納得がいくけれど、試合に出ることすら叶わなかった。また1からやり直し……」。1年間を棒に振った悔しさと、やるせなさが襲ったという。

 事故後は、肩や背中、鎖骨に違和感が続いた。練習を休むと握力が落ち、指穴の感覚が変わってくる。「投げたくてしょうがなかった。3〜4日ボールに触らないと不安になるんです」。練習を再開してからも後遺症により体の使い方を変える必要があった。だが、「決めたからにはやる」という頑固な性格で、通院を重ねながら課題を少しずつ克服。4ヵ月で復帰した。

水絆創膏を塗りテーピングを巻く。巻き方次第で、ボール穴からの指の抜け感や、ボールの重さの感じ方が変わるという

同じプロボウラーである兄に感謝

 佐藤がボウリングを始めたきっかけは、3つ上の兄の存在が大きい。兄の佐藤秀樹氏は彼女より先にプロボウラーとなり、今では妹のコーチとドリラーを務めているという。「8歳の頃から兄と一緒にボウリング場に通うようになりました。そのときから、お互いにいろんなことを高め会える存在です。今もその状態は変わっていませんし、私の一番の理解者でもあります」と、感謝の言葉を口にする。

 技術を高め合うことはもちろん、精神的にも支えてくれる兄とともに歩んでいる佐藤。彼女に今後の目標を聞いてみると、次のような答えが返ってきた。

「目標はたくさんあります。そのうち2つ挙げると、1つは準永久シードを取ること。もう1つは男女共催の大会で兄妹優勝をすることです」

 また、日頃から応援してもらっている方々へ「皆さんに『応援しているよ』と言ってもらえるのが何よりも励みです。感謝しかありません」とメッセージを残してくれた。

子どもの頃からコーチ的役割をしてくれていた兄は厳しく、男の子同然に接せられてきたという。「そのためか、負けず嫌いで頑固です」と、佐藤は自身の性格を分析する。

取材/佐藤わかな

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