- 不具合の内容
エアバッグコンピュータにおいて、上方に配置したヒーター内を循環する冷却水(不凍液)のメンテナンスが不適切な場合、内部のヒーターコアが腐食し、漏れた冷却水が当該コンピュータに滴下することがあります。そのため、そのまま使用を続けるとコンピュータ内部に冷却水が入り、エアバッグ回路の短絡により警告灯が点灯し、最悪の場合、走行中にエアバッグが誤って展開するおそれがあります。
- 改善の内容
対象となる使用者に冷却水(不凍液)のメンテナンスの必要性を周知し、全車両、エアバッグコンピュータ上部に被水防止カバーを追加するとともに、当該コンピュータを点検し、冷却水が浸入している場合は新品と交換します。
- 自動車使用者等に周知させるための措置
使用者:ダイレクトメール等で通知します。
自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載します。
改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.2945のステッカーを貼付します。 - 対象車両
車名 型式 通称名 リコール対象車の車台番号
(シリアル番号)の範囲及び製作期間リコール
対象車
の台数備考 ダイハツ E-G301G パイザー G301G-000036~G301G-007781
平成9年9月19日~平成11年9月1日7,736台 E-G311G G311G-000036~G311G-003733
平成9年8月29日~平成11年9月7日3,680台 E-G303G G303G-000038~G303G-024091
平成8年8月6日~平成11年9月1日24,039台 E-G313G G313G-000038~G313G-005913
平成8年8月6日~平成9年8月28日5,873台 GF-G301G G301G-007782~G301G-009012
平成11年9月2日~平成12年6月7日1,231台 GF-G311G G311G-003734~G311G-004371
平成11年9月2日~平成12年6月1日638台 GF-G303G G303G-024092~G303G-024992
平成11年9月1日~平成12年5月31日901台 - 改善箇所説明図
注:は追加部品を示します。
は交換部品を示します。
識別 : エンジンルーム内 右フロントストラット取付ナット付近に黄色ペイントを塗布します。