- 不具合の内容
- ①製造工程において、バックドアの建付け調整が不十分なものがあり、ドアロックとドアストライカーの噛み合い角の設計も不適切なため、ドアが確実に閉まらない場合があります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ドアロックの噛み合いが外れて、走行中にドアが開き、積載物が落下するおそれがあります。
- ②バックドアステー取付けボルトの締付けトルクが不足しているものがあるため、ドアの開閉によって当該ボルトが緩む場合があります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ステー取付け部が外れて、バックドアを保持できなくなるおそれがあります。
- 改善の内容
- ①全車両、バックドアの建付けを調整するとともに、ドアロックとドアストライカーを対策品と交換します。
- ②全車両、バックドアステーの取付けボルトを接着剤付きボルトに変更し、規定トルクで締付けます。なお、バックドアステー取付け部のナットが外れている場合はナットも交換します。
- 自動車使用者等に周知させるための措置
使用者:ダイレクトメール等で通知します。
自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載します。
改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアストライカー付近にNo.2604のステッカーを貼付します。 - 対象車両
車名 型式 通称名 リコール対象車の車台番号
(シリアル番号)の範囲及び製作期間リコール
対象車
の台数備考 ダイハツ GD-S200C
GM-S200C
TE-S200C
LE-S200Cハイゼット S200C-0000052~S200C-0004505
平成11年1月18日~平成16年11月8日4,454台 S200C-2000051~S200C-2001460
平成17年1月19日~平成19年11月28日1,410台 GD-S210C
TE-S210CS210C-0000055~S210C-0001160
平成11年1月18日~平成16年11月8日1,106台 S210C-2000052~S210C-2000423
平成17年11月20日~平成19年11月14日366台 EBD-S201C S201C-0000051~S201C-0001015
平成19年12月18日~平成22年4月27日965台 ①:963台
②:965台EBD-S211C
S211C-0000051~S211C-0000295
平成19年12月17日~平成22年4月26日245台 ①:244台
②:245台 - 改善箇所説明図
①
注:は交換部品を示します。
識別:エンジンルーム内 右フロントストラット取付ナット付近に黄色ペイントを塗布します。
②
注:は交換部品を示します。
識別:エンジンルーム内 右フロントストラット取付ナット付近に黄色ペイントを塗布します。