エンジンルームをのぞいて

ボンネットを開けてエンジンルーム内をのぞき、各種オイル・液量などをチェックします。走行後のエンジンルーム内は熱くなるので、走行前にエンジンを必ず停止して行いましょう。


エンジンオイル量のチェック


オイルレベルゲージを抜き取り、エンジンオイルが上限「F」と下限「L」の間までついているか確認しましょう。高速道路を走る前には、必ず点検してください。


チェックをしないと…

エンジンオイルの量が多かったり少なかったりした場合、エンジンの調子がおかしくなる可能性があります。


【注意点】

・点検は必ずエンジンを停止し、エンジンが十分冷えた状態で行ってください。

・点検後は、オイルフィラーキャップやオイルレベルゲージを確実に取り付けてください。

・オイルがこぼれた場合は完全にふき取ってください。


※位置は、おクルマによって異なります。詳しい点検の方法については、取扱説明書をご確認ください。



ブレーキ液量のチェック


ブレーキリザーバータンクを横からのぞき込んで揺すって、液量がMAX(上限)とMIN(下限)の間にあるかを点検しましょう。


チェックをしないと…

ブレーキオイルの量が少なかった場合、ブレーキのきき具合が悪くなり、思わぬ事故につながるおそれがあります。

※位置は、おクルマによって異なります。詳しい点検の方法については、取扱説明書をご確認ください。




バッテリー液量のチェック


バッテリーを横からみて、クルマをゆすって液量がUPPER LEVEL(上限)とLOWER LEVEL(下限)の間にあるかを点検しましょう。


チェックをしないと…

液量が少なかった場合、ヘッドライトが暗くなったり、エンジンのかかり具合が悪くなったりする可能性があります。


【注意点】

・火気をバッテリーに近づけないでください。

・バッテリー液が万一、皮膚や目についてしまったら、水で十分洗浄して、すぐ医師の診断を受けてください。

・バッテリー液量が、下限(Lower LEVEL)以下になったまま使用充電すると、破裂(爆発)のおそれがあります。


※位置は、おクルマによって異なります。詳しい点検の方法については、取扱説明書をご確認ください。



冷却水量のチェック


リザーバータンクを横からみて、クルマをゆすって、冷却水がFULL(上限)とLOW(下限)の間にあるかを点検しましょう。


チェックをしないと…

冷却水量が足りなくなると、エンジンが高温になり、オーバーヒートの原因となる場合があります。


【注意点】

・水温が高いときは、ラジエーターキャップは開けないでください。

・水のみの補給はしないでください。


※位置は、おクルマによって異なります。詳しい点検の方法については、取扱説明書をご確認ください。



ウインドウォッシャー液量のチェック


ウォッシャー液が十分はいっているかを、ウォッシャータンク側面より点検しましょう。


チェックをしないと…

ウインドウォッシャー液がなくなるとフロントガラスの汚れがとれず、視界が悪くなる場合がありキケンです。


【注意点】

・エンジンが熱いときやエンジンがかかっているときは、補給しないでください。

・ウォッシャー液のかわりに石けん水などを入れないでください。


※位置は、おクルマによって異なります。詳しい点検の方法については、取扱説明書をご確認ください。



ファンベルトの緩み、損傷のチェック


ベルトのゆるみは、プーリとプーリの中間部を親指で強く押して、たわみ量が規定の範囲にあるか点検しましょう。 また、ベルトにキズやヒビがないか点検しましょう。


チェックをしないと…

エンジンルームからキュルキュルとした音が鳴ったり、ベルトが切れてハンドル操作が急に重くなったり、エアコンが効かなくなったりする場合があります。


【参考】

自家用貨物自動車等の点検項目です。たわみ量の規定値は取扱説明書を参照ください。


※位置は、おクルマによって異なります。詳しい点検の方法については、取扱説明書をご確認ください。