ダイハツ ウェイク 実車レビュー

※この記事は価格.comで2018年1月に掲載されたレビュー記事を転載しています。

室内空間とラゲージスペースの広さ、使い勝手のよさを両立した軽自動車として、価格.com上でも高く支持されているダイハツ「ウェイク」。そんな人気の「ウェイク」に2017年11月、一部改良が施された。最大のトピックは、最新の衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」(以下、スマアシⅢ)を新搭載したこと。「ウェイク」ならではの積載力や収納のしやすさはそのままに、運転時の安心感がグンと向上しているのだ。本特集では、大型ショッピングセンターでのまとめ買いを通じて、そんな「ウェイク」の普段使いでの利便性を徹底チェックした。

積んで驚き! ラゲージスペースの圧倒的な積載力

2017年11月に登場したダイハツ新「ウェイク」は、最新の衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」を搭載したことで、安全性が向上。今回の試乗車は、「G ターボ“レジャーエディション SAⅢ”」(2WD)で、ボディカラーはフレッシュグリーンメタリックとなる

1,835mmの全高を生かした圧倒的な広さと、随所に散りばめられた収納アイデアにより、軽自動車離れした快適さや積載力、収納のしやすさを実現したダイハツ「ウェイク」。荷物のかさむアウトドアやレジャーにうってつけの軽自動車として、また、買い物や家族の送迎といった普段使いにも便利な軽自動車として、2014年の発売以来、高い支持を集め続けている。

そんな「ウェイク」の魅力のひとつが、「ミラクルラゲージ」と名付けられたラゲージスペースの積載力だ。まずは、その積載力を確かめるべく、大型ショッピングセンターでまとめ買いした荷物をたっぷり積み込んでみた。

バックドアを開ければこの通り、1,835mmの全高を生かした「ミラクルラゲージ」という名の広大なラゲージスペースが現れる

食料や日用品、衣類、雑貨、さらには家具まで揃う大型ショッピングセンターに行って、ついつい買い物をし過ぎてしまったという経験はないだろうか? ラゲージスペースがそれほど広くない軽自動車の場合、「きちんとすべての荷物を積み込めるかな?」と不安になるところだが、広々としたラゲージスペースを備えた「ウェイク」なら、その心配は少ない。

しかも、ただ大量の荷物を積み込めるだけでなく、ラゲージスペースをアレンジすることで、きちんと荷物を整理して積み込めるのも「ウェイク」のポイントだ。たとえば、ラゲージスペースの床下には大容量(90L)の床下収納を実現する「アンダートランク」が装備されるほか、アンダートランクのフタ部分である「デッキボード」の脚を立てれば、デッキボード上下に2段の収納スペースを作ることができる。さらに、ここにディーラーオプションの「ラゲージボードセット」もセットすれば、上・中・下段の3段収納として活用することも可能だ。

通常モード

アンダートランク一体モード

二段積みモード

三段積みモード

「ウェイク」のラゲージスペースは、「通常モード」のほか、床下のアンダートランクを開けて高さを確保する「アンダートランク一体モード」、デッキボードの脚を立てて2段の収納スペースを作る「二段積みモード」、そこに「ラゲージボードセット」をプラスして3段の収納スペースを作る「三段積みモード」の4つにアレンジできる

今回、ラゲージスペースの4つのモードを試してみて、特に便利だと感じたのが、「三段積みモード」だ。このモードを使うことで、箱買いしたペットボトルなどの重い荷物は下段へ、潰れやすい食品類などは中段へ、ティッシュペーパーやおむつなどのかさばる日用品は上段へといった具合に、荷物を整理して積み込むことができた。ラゲージスペースをより効率的に使えるうえ、荷崩れしづらく、荷物を取り出しやすいのもありがたい。そんな安心感のある「ウェイク」なら、週末のまとめ買いも心ゆくまで満喫できるだろう。

ラゲージスペースを「三段積みモード」にアレンジすれば、箱買いした2Lのペットボトルや食品、日用品など、たくさんの荷物を整理して積むことができる

アンダートランクを活用した「アンダートランク一体モード」では、1,485mmの高さを確保でき、背の高い観葉植物やラックも寝かせずに積載できる

キラリと光るアイデアが満載! 室内空間にもたっぷり収納

また、「ウェイク」に乗り込んで感心したのが、室内空間の圧倒的な広さだ。室内空間は、2,215(室内長)×1,345(室内幅)×1,455(室内高)mmとかなり広々としており、運転席に座っても、シート周りや頭上スペースに窮屈さを感じない。また、まとめ買いした荷物をラゲージスペースに積み込んだ状態で、後部座席に身長178cmのスタッフが座ってみたが、足元や頭上のゆとりは軽自動車としては十分すぎるものだと感じた。

運転席にスタッフが乗車し、ラゲージスペースに荷物を積んだ状態でも、後部座席に身長178cmのスタッフがゆったりと座れた。とりわけ頭上スペースの広さには特筆すべきものがあり、このゆとりが乗車時の開放感を生み出していると感じた

さらに、室内空間には、キラリと光る収納アイデアも散りばめられている。特に、「ハイパーインパネ」と名付けられたインパネ周りには、ボックスティッシュも余裕で収納できる「大型インパネトレイ(助手席)」や、スマートフォンを収納するのにちょうどいい「インパネセンタートレイ」、駐車券などのチケット類を収納するのに適した「運転席シートクッションポケット」など、全14種類もの収納スペースを用意。これらをフル活用すれば、煩雑になりがちな車内もスッキリと整理整頓できそうだ。

ダッシュボードの高さを抑えた水平基調のインパネレイアウトにより、インテリアは視覚的にも広さが感じられる。また、ボックスティッシュなどが置ける「大型インパネトレイ(助手席)」や、スマートフォンの収納に適した「インパネセンタートレイ」、チケット類を収納しておける「運転席シートクッションポケット」といった収納スペースが備えられるなど、実用性も高い

このほか、室内空間の使い勝手においては、多彩なシートアレンジができる点も見逃せない。助手席の座面を前方に倒せばシートバックをテーブル代わりに使えるほか、後部座席は前後スライド(240mm)とリクライニングを左右別々に行えるため、後席乗員の体格に合わせて足元スペースを広げたり、荷物の量に合わせて荷室を拡大したりすることもできる。また、助手席側の前後シートをフラットにすれば、大人2人が乗車した状態で、ロール状にした長尺のカーペットや自転車などを積み込むことも可能だ。このようにシートアレンジを活用することで、乗車人数や積み込む荷物の量が変わっても、乗車時の快適性をしっかりと保つことができるのである。

「ウェイク」では、助手席を前方に倒してシートバックに物を置ける「テーブルモード」や、後部座席をフラットにしてラゲージスペースを拡大できる「フラットラゲージモード」など、さまざまなシートアレンジが可能となっている

助手席側の前後シートをフラットにすると、約2,000mmのロール状のカーペットも余裕で積み込むことができた

「スマートアシストⅢ」を新搭載。安心&快適に運転できる

「ウェイク」のボディサイズは、3,395(全長)×1,475(全幅)×1,835(全高)mm。ほどよい存在感と親しみやすさを兼ね備えたエクステリアデザインが特徴だ

最後に、「ウェイク」の乗り心地や、搭載された予防安全装備をチェックしていこう。運転席に座ってまず感心したのが、視界の広さだ。運転席のアイポイントはミニバン並みの1,387mm(※身長170cmのドライバーの場合)と高く、非常に見晴らしがよい。また、走行前は、「車高が高い分、走行安定性に欠けるのでは?」と不安に思っていたが、横風やカーブの影響を受けてふらついたりするシーンはほとんどなく、しっかりと安定感のある走りを楽しむことができた。

運転席に腰を下ろすと、想像以上にアイポイントが高い。広々とした視界で周囲の状況をしっかりと把握できるため、取り回しがしやすく、狭い道路でもスイスイ運転することができた

「ウェイク」に乗って一般道と高速道路を走行してみた。やや車高が高いため、ロールや横風によるふらつきがあるのでは? と心配していたが、その走りには想像以上の安定感があった。また、強めにアクセルを踏んだ際も、室内に大きなエンジン音が響くようなことはなく、軽自動車としては十分な静粛性が確保されていると感じた

さらに、「ウェイク」には、最近の自動車には欠かせない予防安全装備もしっかりと搭載されている。それが、フロントウインドウ上部のステレオカメラと、車体後部のソナーセンサーを用いたダイハツの衝突回避支援システム「スマアシⅢ」だ。先行車や歩行者、障害物など車両周辺の状況を検知し、ブザー音やメーター内表示などでドライバーに注意をうながしたり、緊急ブレーキを作動させたりするため、安心感は非常に高い。また、従来の「スマアシⅡ」では前方の車両にしか対応していなかった「衝突回避支援ブレーキ機能」が新たに歩行者にも対応するなど、さらに安全性が高められているのもポイントだ。

フロントウインドウ上部のステレオカメラと、車体後部のソナーセンサーを用いた衝突回避支援システム「スマアシⅢ」は、「衝突警報機能(対車両・対歩行者)/衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)」「車線逸脱警報機能」「誤発進抑制制御機能(前方・後方)」「先行車発進お知らせ機能」「オートハイビーム」の5つの機能で構成されている

もうひとつ運転時の安心感を高めてくれるのが、「パノラマモニター」だ。これは、フロントグリル、両サイドのドアミラー、リヤナンバープレート上部に設置された4つのカメラで撮影した映像や、これらを合成して作成した上空から見下ろすような映像を、「パノラマモニター」対応のカーナビに表示してくれるというもの。「ウェイク」はアイポイントが高く、見切りがよいが、さらに「パノラマモニター」で運転席から死角となる周囲の状況もしっかりと画面上で把握できるため、「狭い道での運転や、駐車がちょっと苦手」という人にとっては、特に頼もしい機能と言えるだろう。

※安全のため、カメラ使用時も目視による安全確認を行いながら運転してください。

※カメラが映し出す範囲は限られています。必ず車両周辺の安全を直接確認してください。

周囲の車両や駐車スペースをナビ画面上で確認できる「パノラマモニター」があれば、ショッピングセンターなどでの駐車もお手のものだ

荷物がたっぷり積めて、広々と乗れるから、毎日のカーライフがもっと快適に

今回の検証を通じて、「ウェイク」ならではの室内空間とラゲージスペースの広さ、使い勝手のよさは、アウトドアやレジャーだけでなく、普段使いでも大きなメリットをもたらしてくれることが実感できた。たっぷりまとめ買いした荷物をラゲージスペースに整理して積み込めるうえ、大量の荷物を積んでも室内空間の広さはそこまで犠牲にならず、家族3、4人が広々と乗車することができる。この快適さは、ほかの軽自動車ではなかなか味わえないものだった。さらに、最新の衝突回避支援システム「スマアシⅢ」を新搭載したことで、運転時の安心感が高められているのもポイントだ。このような魅力を備えた「ウェイク」を選べば、平日の家族の送り迎えや、週末の買い物、レジャーなど、毎日のカーライフが、もっと楽しく快適なものになるだろう。

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