ダイハツ タント 試乗レビュー

※この記事は価格.comで2018年2月に掲載されたレビュー記事を転載しています。

家族にやさしい、使い勝手のいい軽自動車として絶大な支持を獲得しているダイハツ「タント」。2017年10月にはシリーズ累計販売台数が200万台を突破し、2003年の初代モデル発売から15年を経てもなお、その人気は衰えを知らない。そんな人気のタントから、2017年12月、“ママのためのクルマ”をコンセプトに掲げた特別仕様車「タント X“リミテッド SA Ⅲ”」が発売された。ファミリーユーザーから評価の高い「パノラマモニター※」や「LEDヘッドランプ」「両側パワースライドドア」を標準装備することで、ハンドルを握るママがより安心・安全に、そして快適に運転できるクルマになっているという。その実際のところはどうなのか? 4歳の子どもを持つ女性スタッフが徹底チェックした。

※使用には別途「パノラマモニター」対応純正ナビの装着が必要。

ユーザーレビューからひも解くダイハツ「タント」の魅力

今、軽自動車市場の中心を担っているのは、スーパーハイト系と呼ばれる広々とした室内空間を備えたモデルだ。なかでもダイハツ「タント」は、2003年の初代モデル発売以来、高い支持を獲得し、2017年10月にはシリーズ累計販売台数が200万台を突破。3代目となる現行モデルも販売台数ランキングで上位の常連となっている。

ではなぜ、ライバルひしめくスーパーハイト系の軽自動車の中で、特に「タント」が選ばれているのか? まずは、価格.comに寄せられたユーザーレビューから、その答えをひも解いてみることにしよう。

ユーザーレビュー抜粋
  • 広い室内空間はとても快適です。運転しやすく、天井が高いことは乗せた多くの人が驚くところです。
  • いちばん便利なのはやはり「ミラクルオープンドア」で、高齢の母が使用するカートなどの出し入れや乗り降りが本当にラクです。
  • LEDヘッドランプは初めてでしたが、アスファルトの路面がムラなく照射され、夜間の運転も問題なしです。
  • 予防安全機能が購入時の大前提でした。納車翌日に死角から飛び出してきた歩行者に反応し自動ブレーキが作動したようです。「スマアシⅢ」がなかったら事故の加害者になっていました。

※2018年2月8日現在、価格.com「タント 2013年モデル」「タント カスタム 2013年モデル」製品ページに投稿されたユーザーレビューの一部を抜粋・編集しています。

多くのユーザーが異口同音に評価するポイントは大きく2つ。広い室内空間や「ミラクルオープンドア」などによる使い勝手のよさと、「LEDヘッドランプ」や「スマートアシストⅢ」(以下、スマアシⅢ)などがもたらす高い安心・安全性である。子育て層やファミリー層が重視する「使い勝手」と、先進安全機能による「安全・安心」が高いレベルで実現されているからこそ、「タント」は多くのファミリーから選ばれ、“家族にやさしいクルマ”という評価を揺るぎないものにしてきたというわけだ。

今回注目するのは、そんな「タント」から2017年12月に発売された特別仕様車「タント X“リミテッド SA Ⅲ”」。“ママのためのクルマ”をコンセプトに掲げた本モデルには、「パノラマモニター」や「LEDヘッドランプ」「両側パワースライドドア」といった人気の装備が標準で備わっている。しかも、基準車「タント X“SA Ⅲ”(2WD)」にこれらの装備をオプション追加する場合と比べて、9万円以上もお得なのだ。もちろん、定評ある衝突回避支援システム「スマアシⅢ」も標準装備している。

ファミリー層から大きな支持を集めるダイハツ「タント」から、2017年12月、「パノラマモニター」や「LEDヘッドランプ」 「両側パワースライドドア」といった人気装備が標準で備わった特別仕様車「タント X“リミテッド SA Ⅲ”」が発売された。「ホワイト」や「ブラック」などの定番カラーから「ディープブルークリスタルマイカ」「ファイアークォーツレッドメタリック」などのポップなカラーまで、計10色のボディカラーが用意されているが、次章以降では写真の「シルキーブルーパール」の試乗車に乗り込み、その“特別感”をチェックしていく

安心して運転できる、ママにやさしい装備をチェック

今回の試乗レポートは、4歳の子どもを持つ女性スタッフに行なってもらう。子育てママの厳しい目線で細かく、厳しくチェックしようというわけだ。

「タント X“リミテッド SA Ⅲ”」に乗った女性スタッフが、開口一番「これは助かります!」と感心したのは「パノラマモニター」。これは、車両の前後左右に搭載されたカメラで撮影した映像を合成し、運転席から死角になりやすい助手席側の周囲の映像や、真上からクルマを見たような俯瞰映像をカーナビ画面に表示してくれる機能で、「タント X“リミテッド SA Ⅲ”」にはこれに対応させるための4つのカメラを備えた「純正ナビ装着用アップグレードパック」が標準装備されている(使用には別途、「パノラマモニター」対応純正ナビの装着が必要)。

自宅前の道路の道幅が狭い、という女性スタッフは、保育園の送迎やちょっとした買い物の際にいつもヒヤヒヤしながら運転しているとのことだが、「左右の間隔がひと目でわかる『パノラマモニター』があれば、狭い道も安心してスイスイ進めますね」と余裕の笑顔。これに加え、最小回転半径4.4mという小回り性能も心強く、狭い道でのカーブやUターンもしやすい。

また、駐車の際は、左右のクルマとの間隔や白線との位置関係がナビ画面上でつかめるので、普段、何度も切り返しているというバックの駐車に1度で成功。「車庫入れは主人に任せることが多いのですが、これなら私でも自信を持って駐車できそうです」と、笑顔がこぼれた。

「タント X“リミテッド SA Ⅲ”」には、「パノラマモニター」に対応させるための「純正ナビ装着用アップグレードパック」が標準装備されている。対応するカーナビを購入すれば、車両前後左右の4つのカメラで撮影した映像を合成し、あたかもクルマを真上から見たような映像をナビ画面上に表示させることができる。今回は、狭い道での走行とバックでの駐車というシーンで試してもらった

車両感覚がつかめず、こすりそうというのが、狭い道での走行に不安を感じる理由だという。「パノラマモニター」を試してもらったところ、「クルマの左右にどれくらい余裕があるのかがひと目でわかるので、狭い道でもスイスイ進めます。初めて乗ったクルマなのに、安心して運転できました」と女性スタッフ。「タント」ならではの取り回しやすさと、「パノラマモニター」による安心感を早くも実感できたようだ

次は苦手だったバックでの駐車。これも「パノラマモニター」があれば、お手の物。「ナビの映像と目視で、クルマの角度や左右の空き具合が手に取るようにわかります。いつもは何度も切り返すのに、今回は1度でスムーズに、しかも駐車スペースの真ん中にピタッと駐車できました」(女性スタッフ)

仕事が遅くなってしまった時などは、子どもを保育園に迎えに行くのが、すっかり日が落ちてからになってしまうことも。「ただでさえ後席に乗せた子どもが気になるのに、暗い夜道での運転は前が見づらくて、肩にギュッと力が入ってしまいます」と女性スタッフは話す。その点、「タント X“リミテッド SA Ⅲ”」は、「LEDヘッドランプ」(ロービーム・オートレベリング機能付)を標準装備。ハロゲンヘッドランプに比べて明るく、見やすい白色光で道路を照らしてくれるので、夜間走行時も安心してハンドルを握れる。仕事が忙しく、帰りが遅くなりがちなママの頼れる味方といったところだ。

白く明るい光で前方を照らす「LEDヘッドランプ」を標準装備。このヘッドランプが夜間走行時の前方視認性や安心感を高めてくれる

「安全・安心」をさらに高めてくれるのが、ダイハツの衝突回避支援システム「スマアシⅢ」だ。これは、(1)「衝突警報機能(対車両・対歩行者)/衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・対歩行者)」、(2)「車線逸脱警報機能」、(3)「誤発進抑制制御機能(前方・後方)」、(4)「先行車発進お知らせ機能」、(5)「オートハイビーム」の5つの機能で、多角的に安全運転をサポートしてくれるシステム。子どもの送り迎えや買い物など、軽自動車は日々の移動手段となることが多いだけに、“転ばぬ先の杖”とも言える「スマアシⅢ」の搭載は実に心強い。

「安全運転を心がけるのはもちろんですけど、先進の安全機能が付いている、というだけでハンドルを握る心持ちが随分違ってきます。これは新しい発見でした。私のように子どもの送り迎えなどで毎日クルマを利用する人にとって、安全・安心を実現する『スマアシⅢ』の搭載は本当にありがたいですし、購入の決め手にもなり得るんじゃないでしょうか」(女性スタッフ)

サッと乗れてスッと積める、ママ大助かりの使い勝手

「安全・安心」に加えて、そのすぐれた使い勝手についても女性スタッフは感心しきりだった。なかでも目を丸くしていたのは「ミラクルオープンドア」。これは、通常なら前後のドアの間にある柱(Bピラー)をドアの中に内蔵することで、助手席側に幅1,490mmの広いドア開口部を実現したもの。女性スタッフも「子どもを抱っこしながら乗り降りするときも、ベビーカーなど大きな荷物を積み込むときも、チャイルドシートに座った子どもを世話するときも、ドア開口部が驚くほど広いのでゆったり行なえます。乗り降りしにくいとか、腕や荷物をぶつけてしまうとか、そういうストレスとは無縁ですね」と大絶賛。サッと乗れて、スッと積める利便性は、子育てママの心を大いにつかんだようだ。

ドアを閉じている時は一般的な軽自動車と何ら変わらないように見えるが、ひとたびドアを開けると、前後のドアに柱が内蔵されており、幅1,490mmの広大な開口部が現れる。これがファミリーの心をつかんで離さない、「タント」の独自装備「ミラクルオープンドア」だ

開口部が広いため、大きな荷物の積み込みや、子どもを抱きかかえての乗り降りもスムーズ。チャイルドシートに座った子どもの世話もラクな姿勢で行えた

便利な装備はほかにもまだまだある。そのひとつが、キーをバッグなどの中に入れたままでもドアハンドルのスイッチを押すだけで開閉できる「パワースライドドア」。従来は助手席側の後席ドアのみが対応していたが、「タント X“リミテッド SA Ⅲ”」では運転席側の後席ドアにも標準装備されている。早速試してみたが、片手でバッグを抱え、もう片方の手で子どもの手を引いていてもワンタッチで開閉でき、乗車がスムーズ。子どもを抱っこしていたり、ベビーカーを押していたりなど、子どもがいるファミリーは乗車ひとつとっても何かと苦労が多いものだが、これなら楽チン。隣のクルマにドアがぶつからないかとヒヤヒヤすることなく、ドアを開けられるのがうれしい。

助手席側だけでなく、運転席側も「パワースライドドア」となった「両側パワースライドドア」を装備。ドアハンドルのスイッチを押すだけで開閉できる。ドア開閉のためにキーをいちいちバッグから取り出す必要もなければ、抱えた荷物を一旦置く必要もない。子どもの着替えや買い物袋など、子育てママは荷物が多いだけに、サッと開けて、スッと乗れるこの装備は実にありがたい

狭い駐車場では、隣のクルマにドアがぶつからないかとヒヤヒヤすることも。子どもの手を引きながら、となればさらに緊張してしまう場面だが、「パワースライドドア」なら狭い場所でもスムーズに乗り降りでき、ストレスがない。ささいなことに思えるかもしれないが、子育てママにとって大助かりの装備だ

もちろん、室内空間も広々。助手席を前後にスライドできる「ロングスライド機構」が採用されているので、助手席を一番前に、後席を一番後ろにスライドさせれば、後席の足元スペースにベビーカーを折りたたまずに積める。また、後席を一番前へスライドさせれば、運転席に座った状態でも後席の子どもに手が届く。「普段なら、子どもの世話をするためにいちいちクルマを降りなければならないのですが、これなら、運転席からほんの少し手を伸ばすだけ。子育てママの気持ちを本当によくわかっていますね」(女性スタッフ)

助手席シートには、最大380mmスライドできる「ロングスライド機構」を採用。助手席を一番前までスライドすると、後席の足元に最大695mmの広いスペースを確保できる。ベビーカーも折りたたまずに積み込めた

後席も、左右それぞれのシートを前後に最大240mmスライドできる「ロングスライド機構」に対応している。ゆったりと座りたい時は後方へ、運転席や助手席から手の届く位置に子どもを乗せたい時や、ラゲージスペースに多くの荷物を積む場合は前方へ、といった具合にさまざまなアレンジが可能だ

ほかにも、運転席からラクに助手席の背もたれを倒せる「助手席シートバックレバー(スライド・リクライニング)」や、子どもの絵本などを収納できるポケットが付いた「運転席トリプルシートバックポケット」、おやつタイムなどに簡易テーブルとして使える「助手席シートバックテーブル」など、軽自動車の狭い室内を有効に使うことにかけては定評のあるダイハツならではのアイデア機能が満載。クルマに乗り込む瞬間から、運転して、休憩して、降りるその瞬間まで快適に過ごせる工夫がぎっしりと詰まっていた。

車内を見渡すと、ひと工夫を加えた小物収納や便利機能がそこかしこに見て取れる。バッグや買い物袋を提げておける「ショッピングフック」や、運転席からラクに助手席の背もたれを倒せる「助手席シートバックレバー(スライド・リクライニング)」のほか、運転席のシートバックにはサイズの異なる3つのポケットが用意されているので、子どもの退屈防止グッズなどを収納しておくのもよさそう。また、助手席シートを倒せば、背面が簡易テーブルに早変わり。子どものおやつタイムにも重宝しそうなアイデア装備である

インパネ周りはすっきりとした印象で、各操作スイッチは運転席から自然と手の届く使いやすい位置にレイアウトされている。また、センターコンソールにはピアノブラック調の仕上げが施されるなど、使いやすさを重視しながら、質感やデザイン性へのこだわりも忘れていない。これならママだけでなく、パパが乗っても納得できるだろう

【まとめ】便利な装備が詰まってお財布にもやさしいママ納得の1台

「パノラマモニター※」「LEDヘッドランプ」「両側パワースライドドア」といった人気の装備が標準装備された特別仕様車「タント X“リミテッド SA Ⅲ”」。実際に使ってみると、これらの装備がファミリー世帯に、とりわけ子育てママに、安全・安心と抜群の使い勝手をもたらしてくれることがわかった。

そしてもうひとつ、ありがたいのが価格。基準車の「タント X“SA Ⅲ”(2WD)」に上記の装備をオプションで追加すると車両本体価格は1,580,040円(税込)となるが、「タント X“リミテッド SA Ⅲ”(2WD)」は1,485,000円(税込)と、9万円以上もお得なのだ。家族にやさしい装備が標準で備わり、しかもお財布にもやさしいのだから、家計を預かるママにとって言うことなし。限られた予算で家族みんなが納得できる安心感や使い勝手、快適性を求めるのなら、「タント X“リミテッド SA Ⅲ”」をチェックしない手はないはずだ。

※使用には別途「パノラマモニター」対応純正ナビの装着が必要。

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