インタビュー開発者の想い

「フレンドシップシリーズ」開発者インタビュー(2013年12月)
開発者が語る、タントフレンドシップシリーズの誕生秘話を1章と2章に分け紹介します。

1章 ライフステージの移り変わりに合わせて設計されたタントに込められた想い/片山英則 エグゼクティブ・チーフエンジニア:1982年ダイハツ工業入社。主にシャシー設計部で足回りの開発を担当。その後、製品企画部にてBe-goの開発責任者を経て、2011年よりタントの開発責任者を担当。

1章 ライフステージの移り変わりに合わせて設計されたタントに込められた想い/片山英則 エグゼクティブ・チーフエンジニア:1982年ダイハツ工業入社。主にシャシー設計部で足回りの開発を担当。その後、製品企画部にてBe-goの開発責任者を経て、2011年よりタントの開発責任者を担当。

軽自動車としての
強みを生かした
福祉車両

タント福祉車両の開発に至ったきっかけは何だったのですか?

国内で要介護者が年々増加し、今では500万人を超えています。
この現状を受け、軽自動車が介護の場でどのように貢献できるか、改めて考えたのが、企画の原点でした。

もともと軽福祉車両ではダイハツがシェアの50%を超えるなど、
市場をリードしてきましたが、改めてその必要性を見直したんですね。

福祉車両は大型のタイプが多いですが、高齢者の方が必ずしも広い場所に住んでいるわけではありません。日本は狭い道が多く、その奥に1人で住んでいる高齢者の方もいます。そんな状況でも、軽自動車であれば家の前まで迎えに行って乗せられますよね。そこに軽のニーズがあると思うんです。

軽自動車のなかでも、
タントが福祉車両に向いている理由は?

先代から採用したミラクルオープンドアは開口時にピラー(前部座席と後部座席の間の窓柱)がなくなるので、高齢者を抱えて乗り込むことができて、介護にもうってつけの車なんです。あと、タントならではの広さ。私も実際に乗り、一般道路で体感したのですが、窓が広くとってあるので、見晴らしがよくてストレスが少ないんですよね。頭上空間が広く閉塞感がないのも、車いす移動車に向いていると思います。

“全世代”にむけて開発された1台

タントは子育て世代向けのイメージが強いですが、
介護にもぴったりなんですね。

その通り。もともとタントは子育て中の家族をメインターゲットとしてスタートしましたが、今は若年層からシニアまで幅広く支持されています。
開発の段階では、すべてのライフステージでの使用シーンを想定して様々な使い勝手を追求しました。

具体的には、
ライフステージによってどのような使い方が考えられますか?

介護の場合ですが、補助すれば歩ける程度ならタントの標準車で十分です。タントには、助手席にアシストグリップを追加して、さらに乗りやすくしています。車いすに乗るようになっても、伝い歩きができるようであればタントウェルカムシート、常に車いすが必要な方はタントスローパーと、介護レベルに応じて必要な車種を用意しています。

タントカスタムの福祉車両も新たに発売になりましたが、
その意図は?

タントは女性向けのイメージが強いので、男性にも気兼ねなく乗ってもらえるタイプとして企画されたのがタントカスタムなんです。福祉車両としても、日常使いもされる方でより快適な装備も欲しいというニーズに応えるため、タントとタントカスタムの2種類を用意し、ユーザーの皆さんに選んでもらえるようにしました。

価格抑えることで
誰もが使える福祉車両

これから軽福祉車両の市場は、
ますます広がっていきそうですよね。

ニーズがあるのは確かなのですが、市場があまり広がっていないのが現実です。その障害となっているのが価格。ウェルカムシートの旧型は標準車と比べて50万円ほど高いので、手が出しにくいですよね。軽の存在価値として、福祉車両が必要な方に低価格で提供することも大切な役割だと思っていますので、価格の見直しは重要なポイントでした。

実際に、旧型の福祉車両と比べて価格は抑えられたんですか?

旧型のスローパーが157万円、ウェルカムシートは173万円でしたが、今回の改良では、スローパーは142万円~、ウェルカムシートはグレードを上げて156万円からとしました。ウェルカムシートは同グレードだと25万円下げていることになります。

ウェルカムシートは実質25万円も抑えられたんですね。
なぜ、値下げが可能になったのでしょうか?

ウェルカムシートのシートを動かすリフターの構造を一から見直し、半分の値段を実現しました。ムーヴではすでにこの新しいリフターを装着して価格を抑えています。スローパーでは、電動ウインチや専用シェルパーツなどの福祉専用パーツを、低価格に抑えながらもハイクオリティなパーツを作ってくれる国内メーカーを探し、原価を下げることに成功しました。

福祉車両前提
開発が進められた

標準車の良さも生かした福祉車両という印象を受けますが、
開発はどのように進められたんですか?

これまでは標準車ができあがってから、福祉車両を進めていたのですが、今回のタントでは最初から福祉車両までシーンを広げて企画をスタートしました。また、開発においても、標準車と同じ品質、性能に作り込むことを目指しました。そのため、今回は標準車の開発チームと福祉車両開発チームが一体になって取り組みました。

2つのチームが一体となって開発に取り組んで、
よかった部分は?

1つのチームで進めると、ノウハウは限られてきます。しかし、2つのチームなら互いの経験を生かすことができますよね。福祉機能をよく知るチームと車両全体をよく知るチームが一体となることで、福祉車両としてよい商品に仕上げられたと思っています。

だから、タントとしての魅力を生かした
福祉車両作りが可能になったんですね。

いまや、福祉車両は軽全体のラインナップのひとつという位置づけができ始めていますし、いずれ、標準車と福祉車両はよりシームレスになっていくと思うんです。『ダイハツはリーズナブルでニーズにあった車を取り揃えているし、何でも相談できる』と言ってもらえて、気軽に来店していただけるようになればいいですよね。

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知っトク情報知っておきたい、福祉車両に関わる情報。

フレンドシップシリーズ ラインナップ

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豊富なバリエーションから選べます。

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