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Q “あれよりも上”というと?
 
わかりやすくいうと、昔のやつは、路面のデコボコを身体中で感じながら走るってところがありますよね。運転にコツがあったり、それなりのウデもなきゃいけなかったり。その辺の楽しさをどちらに感じる人が多いかということだろうと思うんですが、そうしたことをそれほど感じさせずに、ドライビングが楽しめるクルマ、操る人とクルマが一体になって、走っていることを全身で感じられるようなクルマにしたかったです。
 
Q スポーツカーらしい走りを洗練させたってことですか。
 
もともと、ギンギンにスパルタンなスポーツカーというよりも、ドライビングプレジャーといいましょうか、操る楽しさもあるけど、オープンの爽快感も味わえる。そういうクルマにしたかったんです。たとえば、私が乗るとしたら、ゴルフ場に、すうっとゆったり乗って行くような感じでしょうか。助手席にゴルフバックをたてて置いてね、かっこよく。
 
Q このクルマで峠を攻めたりはしない?
 
どうでしょうね(笑い)。なにしろ、4輪Wウィッシュボーンで、4輪ディスクなんで…(笑い)。タイヤにもこだわりましてね、サイズが規格にはなかったので、専用のものをつくってもらいました。165の55で15インチです。パターンもずいぶん協力していただいて、いいパターンを選定しています。あと、走りということでいうと、昔のやつみたいに、すっぴんのクルマもいいんですけど、ありとあらゆる制御系をつけて、万一のときの安全性を高めるという方向もあります。
 
Q ABSとか、DVSですか。
 
そうそう。いわゆる危険ゾーンにおける制御系。かなり安定して危険な状況を回避できるようになってます。ボディの横剛性とか、捩り剛性とかは、ロッカー部分の前後を補強したり、センターフロアを盛り上げたり、横にクロスメンバーを渡したりとか、いろいろとやってます。ダッシュパネルにも補強を入れました。
 
Q こうしたスポーツカーにとって、いわゆる軽自動車の枠というのは、マイナスなのでしょうか。
 
サイズ的には、プラスマイナスはないと考えてます。むしろ、クルマとの一体感でいうと、コンパクトなほうがいいかもしれませんね。エンジンは660CCなので、NAでトルクフルというわけにはいきません。それからするとマイナスといわなあかんです。ターボつけてギンギンに回してますからね。

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